カマキリの雄
カマキリ雄は交尾後にすすんで雌に食べられるという話を聞いたことがある人は多いと思います。
これは狭いスペースに雌雄を閉じこめておいた場合、かなりの確率で起こります。
雌のカマキリが雄を食べてしまうケースは野外でも観察されますし、場合によってはその割合はかなり高ものになるそうです。
体を食べられ始めたり、頭部を失っても、雄のカマキリは交尾を開始することができますし、交尾の活性が上昇しさえします。
昆虫にまつわる伝説の一つとしてあまりに有名なこの性的共食いはエロスとタナトスが綯い交ぜになった魅力でもって、多くの話に登場します。
交尾後に食べられることで雌の栄養となり、卵の数を増やすという戦略は一見適応的であるようにもみえます。
しかし、雌のカマキリは何度も交尾をします、こういうシステムでは父性は保証されませんし、雄も複数回交尾が可能なので、死んでしまっては将来の交尾チャンスが失われることになります。
そのため、一部の一回の交尾のクモにみられるような、自らを犠牲にして適応度を上げるという行動は進化しにくい考えられます。
カマキリの交尾
春に生まれたカマキリたちは、秋には卵を残して死んでしまうんです。
ふわふわのあわにつつまれた、あたたかそうな卵の固まりが、彼らの冬越しのしたくです。
日本の本州~九州の平地ではだいたい4種類のカマキリがみられます。
オオカマキリとチョウセンカマキリ、コカマキリは林のふちや草はらに多く、同じようなところにいますが、ハラビロカマキリは木の枝の上にいることが多いので、見つけにくいのです。
カマキリは肉食でほかの昆虫を食べています。
カマキリがたくさんすんでいるところは、それだけ餌も多い、いきものが豊富な場所だといえます。
メスは交尾の時オスを食べてしまう、とよくいわれます。
カマキリは待ちぶせ型の狩りをする虫で、目の前で動くものにはほとんど自動的に反応します。
たしかに交尾の前後オスを餌と思って食べてしまうことはあるようです。
ファーブル昆虫記には、交尾の最中にオスがメスに頭を食べられてしまうようすが描かれていて、これが、有名になったようですが、実際にはオスはうまくメスのカマをきりぬける方法を知っているようです。