テントウムシの幼虫

テントウムシの幼虫1は日にアブラムシを20匹ぐらい、成虫では100匹ぐらい食べます。
たとえアブラムシだらけのヨモギには、約2000匹ぐらいのアブラムシがいます。
ちょうど幼虫6匹が成虫になるまでの2週間分のアブラムシです。
テントウムシの成虫は、砂糖水だけをなめさせても長生きはしますが、それだけでは卵を産む力はありません。
卵を産ませるためにはアブラムシを食べさせなければなりません。
畑などにに生えているヨモギやセイダカアワダチソウなどに注意して、アブラムシを集めてきます。
アリはアブラムシを運んで増やし、アブラムシのお尻から出る甘い汁をなめます。
ですからアリが目印になります。
春4月はクローバ、クロマツ、モミジ、バラ、ハルジョン。
5-6月はコムギ、ヤナギ、ムクゲ。夏はヨモギ、セイタカアワダチソウ。
9月はクリ、ヨモギなどについています。
どんな植物についているどんな種類のアブラムシでも良いですが、ニセアカシアという木の汁は、ナナホシテントウには毒です。
それでニセアカシアの新芽についているアブラムシだけはナナホシテントウに食べさせてはいけません。
切り取るときにゆするとアブラムシはパラパラ落ちてしまうので、そっとビニール袋に入れて持ってきます。
餌をあげるときは、植物を飼育箱に入る大きさに切ってそのまま入れます。
あるいは、絵筆でアブラムシを払い落としてあげます。
学校農園の作物など、大切な「切り取れない植物」の場合には、紙を敷いたふたつきの入れ物などに筆でアブラムシを払い落として持ってきて、与えてください。

テントウムシの種類

テントウムシの仲間は世界で4000種以上、日本にも150種以上いるという。
しかし私たちが目にするのは、ナミテントウとナナホシテントウぐらいなものです。
ところがこのナミテントウ、同じ種類とは思えないほど多様な斑紋をもつ変わり者です。
ナナホシテントウに似た模様から、黒を基調に赤い斑紋をもつもの、はては、無紋のものまでいます。
細かく分類すると50以上の型があるのだそうです。
テントウムシは人気者です。
虫嫌いな女性にとってもテントウムシだけは別らしいです。
テントウムシは「天道虫」すなわち天道を知る虫である。
どう考えても嫌われる虫に付ける名前ではありません。
世界中で愛されている昆虫なのです。何故好かれるのかを考えてみました。
まず、半球のような体型がかわいい。
そして大きさもちょうど良い。
気がつかないほど小さくはなく、威圧感を受けるほど大きくない。
次は色、赤を基調とした色は、縁の多い自然環境ではよく目立つ。
こちょこちょと上の方に登り、その頂点に達するとやおら鞘翅を開いてから飛び立つ動作もかわいい。
テントウムシの多くは、アブラムシなどを食べる肉食です。
つまり人間から見れば益虫です。
このため生物的防除つまり害虫を天敵の昆虫で駆除することにも古くから使われています。
ユーカリの木に大量発生したアブラムシをナミテントウにより駆除して、コアラの食糧を確保したという多摩動物園の面白い例も紹介されています。

テントウムシのイメージ

テントウムシは丸い背中に赤や黄色、黒、オレンジなどの斑紋をちりばめた、かわいらしい姿からとても親しまれ、人気のある昆虫です。
そうしたイメージのほとんどはナナホシテントウやナミテントウなど、よく見かけるテントウムシによるものです。
そんなテントウムシの仲間にはいろいろな種類がいて、背中の模様や星の数は変化に富み、とても面白いものです。
特に変化があるのがナミテントウで、それぞれ全く別の種類のように見えるほどバリエーションに富んでいます。
背中の模様ばかりではなく、食べ物や生活史もさまざまで、肉食性のほか植食性や菌類を好んで食べる種類もいます。
肉食性にはナナホシテントウやナミテントウ、カメノコテントウなどがいて、アブラムシやカイガラムシ、ハムシの幼虫などを好んで食べます。
ほとんどが農作物に被害を及ぼす害虫のため益虫として大切にされてきました。 
同じテントウムシの仲間でも植物を食べるオオニジュウヤホシテントウなどは農作物を食害する害虫として嫌われています。
原野で見られるテントウムシは11種類ほどで、5月末ころから成虫の姿が見られます。
特に人気のあるのがナナホシテントウです。
数の多いナミテントウよりも一回り大きく、赤だいだい色の地に黒い斑紋が七つあります。
ナミテントウのように変化することはなく、斑紋を数えれば他の種類と間違えることはまずないとおもいます。

ナナホシテントウ

最も普通に見られるテントウムシで、ナミテントウともいいます。
背中(正しくは前羽)の模様は変化に富んでいて、赤字に黒紋のある紅型、黒字に赤い紋が2つある二紋型、4つある四紋型、紋のない無紋型など、まるで別の種類にみえるようなさまざまな型があります。
これらは遺伝型で、地域によって各型の出現の割合が異なります。
成虫は、4月ごろからアブラムシのついた植物に産卵、幼虫の器官は2~3週間。4齢幼虫が終齢です。年2~3回世代を繰り返し、幼虫で越冬し、越冬は集団で行われます。
北海道、本州、四国、九州、南西諸島に広く分布します。
つくば市内でも各地に普通で、公園や街路樹でよく見られます。
紅型はナナホシテントウや、トホシテントウとよく似ていますが、黒紋の数が違います。
羽化したばかりの成虫は黄色くて紋がついていません。
さなぎは、たやすく見つけられるので羽化を観察して、紋の現れる様子を実感してみてください。
テントウムシの仲間は、日本に約150種類います。
アブラムシやカイガラムシなどを食べて生きている種類と、ナスやジャガイモなどの植物を食べて生きている種類とがいます。

子供に人気のナナホシテントウ

テントウムシは、誰もが知っている最も身近な虫です。
春先によく見かけるナナホシテントウは、絵本などにもよく出てきますので、子供が最初に覚える虫の一つではないでしょうか。
詳しい人ならば、テントウムシは農作物などの害虫であるアブラムシを食べる益虫であることもご存じだと思います 。
樹木類にはカイガラムシと呼ばれる害虫がつきます。
庭木などに、硬い殻で覆われたカイガラムシがびっしりこびりついてしまい、排泄物に生えたカビで周りの葉が黒く汚れたり、枝ごと枯れてしまった経験を持つ人もいると思います。
なかでもタマカイガラムシは大型で殻も硬く、庭先の梅で大発生しているのをよく見かけます。
しかしこんなカイガラムシを専門的に食べるテントウムシがいることは意外と知られていません。
このテントウムシはアカホシテントウと呼ばれ、少し大型で、黒地に赤い縦長の斑紋があります。
蛹は毛虫のような不気味な姿をしており、時々樹上で群生するので、害虫ではないかと驚かれる事もあります。

うどんこ病菌は、様々な植物を加害するカビの仲間です。
今頃の季節には、カボチャやキュウリの葉が白い粉を吹いたようになっているのをよく見かけますが、これがうどんこ病です。
このうどんこ病のカビを食べるのがキイロテントウです。キイロテントウは体長5mm程度の小型のテントウムシで、美しいレモン色をしているので、すぐに分かります。どこにでもいる虫なのですが、意外と知られていないようです。

テントウムシとは

テントウムシというと、体長7mmほどで赤地に7つの黒い紋があるナナホシテントウを思い浮かべる人が多いかもしれませんね。
それ以外にもテントウムシには多くの種類があります。
ヒメアカボシテントウは、4mmほどの小さなテントウムシで、黒地に赤い小さな紋を2つ付けています。
体長10mmを越え、赤と黒の亀の甲のような紋があるたいへん大きなカメノコテントウです。
カメノコテントウを小さくしたような、4mmほどのヒメカメノコテントウ。
そして、最も普通に見られるのがナミテントウです。
ナミテントウは体長7mmほど、黒地に赤い2つの紋や4つの紋、赤地に黒の19紋、黒紋の全く無いものなど、これが同じ種なのかと驚くほど斑紋の変異があります。
テントウムシの仲間の種類は多く、富山県からは29種も知られています。
いろいろいるテントウムシですが、どれを見ても赤と黒の模様で、木の枝や葉の上でいるとよく目立ちます。
しかも、天道虫の名に違わず、お天道様(太陽)のもと白昼堂々と枝や葉の上で歩き回っています。
テントウムシを捕まえると、足の関節から黄色い液が出てきます。
テントウムシはかわいいけれど、あの液がいやだという人もいるでしょう。
この液には、アルカロイドと呼ばれる物質が含めれ、特有の臭いと苦みがあり、小鳥やアリなどはこの液を嫌います。
それで、テントウムシは捕まって餌にされてしまわないのです。