昆虫の変態
多くの昆虫は、成長するにしたがって姿を変えますが、これを変態と呼んでいます。
チョウや甲虫の仲間は、卵から幼虫になり、やがて蛹の期間のあと成虫になりますが蛹の期間があるものを完全変態といいます。
バッタやセミのように、卵から幼虫、成虫と変化し、蛹の期間がないものもいます。このような変態を、不完全変態と呼んでいます。
不完全変態には、バッタのように幼虫と成虫が同じような環境にすみ、姿も似ているものと、トンボのように、幼虫と成虫ですむ場所や姿が全く異なるものがいます。
多くの昆虫が変態をしますが、幼虫から成虫まで同じような姿をしているものもいます。このような昆虫は、無変態と呼ばれます。
進化の過程で、無変態の昆虫から不完全変態をする昆虫へ進化し、さらに完全変態をする昆虫へ進化したと考えられています。
昆虫の翅は、鳥やコウモリの羽とは全く違った構造をしています。
鳥やコウモリの羽は、骨格から分かるように、手が進化した器官です。
これに対し昆虫の翅は、体の表面の皮が延びてできています。
翅には、翅脈と呼ばれる筋があり、昆虫の各分類ごとに配列が違っています。
翅脈は翅の強度を支える役目をしています 翅を持つ昆虫には多くの仲間がありますが、それぞれに翅の様子は異なっています。
カゲロウやトンボの仲間は、翅を上下に動かすことしかできません。
止まる時も上に立てるか水平に広げるかのどちらかです。
これらの仲間は、翅を持つ昆虫の中でも古いタイプだと考えられます。