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昆虫採集とは

昆虫の乾燥標本を集める趣味は、歴史が長い。
研究者であっても、趣味として昆虫のコレクションを行っているものも珍しくないようです。
ヨーロッパでは貴族的な趣味の一つと見なされているようです。
そのための専用の昆虫採集人という職業があるほどです。
そのようなコレクションが、博物学やその系譜を引く分類学を支えてきた面もあります。
世界のノミの分類学研究は、世界中のノミの標本を網羅したナサニエルと、父のコレクションを整理研究したミリアムの功績にって大成されたのです。
昆虫は圧倒的に種類数が多く、多様であるので、すべてを集め尽くすのはほぼ不可能かもしれません。
また、地方変異や個体変異など、並べて比べる楽しみもあり、宝石並みの美しさを持つものや、奇妙な姿のものもあります。
虫を追っかける狩猟的行為そのものを目的とする原始的な楽しみ、という面もあるでしょう。
何でも集める人もいるが、多くの人は特定の分類群に情熱を集中します。
特にチョウは一番の人気を誇り、その知識の集積はすさまじいものがあります。
これまで蓄積された学術情報の密度が極めて高く、たとえば蝶の標本1つから、それが世界中のどの島のものか、どの季節に取れたのかがわかる場合があるほどです。
対照的に、ガは人気が低く、ごく一部の根強いコレクターがいるばかりであった。
最近ではチョウの学術的解明が進んだため、研究志向の愛好家は対象をガに移行させる傾向が見られます。
それでも標本づくりに特殊なテクニックを要する小蛾類の愛好家はあまり増えていないです。