スズメバチ
スズメバチとアシナガバチは,いずれもスズメバチ科に属するハチの総称で,我が国にはスズメバチ亜科3属16種,アシナガバチ亜科3属12種が生息しています。
いずれも1頭の越冬女王バチにより巣が創設され,最盛期には巣内に多数の働きバチがみられる。
生活史は1年限りで,営巣開始時期はアシナガバチの方が早く,4月上旬には巣作りを開始する。
8月下旬には新女王バチが誕生し9月には営巣活動を終えます。
スズメバチはこれより1ヶ月程遅く,4月下旬から5月上旬に営巣を開始する。
活動期間もアシナガバチより長めで,オオスズメバチやキイロスズメバチは11月末,時には12月まで活動します。
スズメバチとアシナガバチは巣の形状や営巣規模が大きく異なっている。
スズメバチの巣は巣盤が何段にも重なっており,外皮に覆われているのが特徴です。
営巣場所は土の中や樹洞,天井裏などの閉鎖空間から,軒下や樹枝など開放空間まで多岐にわたり,種により異なっています。
営巣規模は最も小さなヒメスズメバチでも育房数が200~400房程度になり,キイロスズメバチのような大型の巣を作る種では10,000房を超えることもあります。
アシナガバチの巣は一枚の巣盤からなり,外皮が作られることはなく育房が露出しています。
営巣場所は樹枝や葉の裏,軒下などの開放空間に作られることが多く,一部が戸袋や壁間などの閉鎖空間にも巣を作る。育房数は100房以下のことが多く,最も営巣規模が大きいフタモンアシナガバチでも1,000房程度です。
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