昆虫の眼
昆虫の眼と人間の眼の仕組みは相当違っています。
昆虫が見るための主な器官は複眼です。
複眼はたくさんの眼が集まっています。
トンボの眼は大きいので、虫眼鏡で見るとよく分かります。
たくさんの眼の方が視力が良さそうに思いがちですが、実際には広い視野を確保するためと言ってもよいでしょう。
複眼を構成する一個一個の眼に映る情報は少なくて、テレビやパソコン画面の画素一個みたいなものです。
昆虫の複眼を別のものにたとえてみると、画素数のとても少ないデジタルカメラでしょうか。
写した画像を拡大コピーすると絵が荒くなってしまう。
植物のランの中には、ある種のハチのメスに花を擬態させてオスをおびき寄せて一時的に羽交い締めにして受粉させるものがあります。
人間の眼にはそのランの花はハチには見えません。
つまり、人間の感覚からすると、昆虫の視力は悪いと言えるでしょう。
ただ、昆虫の眼が普通のカメラより優れているところは、魚眼レンズのように広い空間を把握できることです。昆虫は、すばやく天敵を見つけやすい。
すばやくエサを見つけやすい。
それからチョウなどは紫外線が見えていて、その能力を使って花を見つけやすかったり、オスとメスの区別をつけたりします
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